元姫に溺れるほどの愛を

ふぅ…と息を整えて時計を見た

今は早朝の5時

家に誰か居ても、誰もまだ起きてないはず…

とにかく、制服に…ってあれ?

カバンがない

嘘っ…持って帰って…

記憶を掘り返すと冬真くんの家からカバンを持っている記憶がない。

でも、冬真くんの家には私のカバンはなかった気がするし…

そう考えると倉庫の中に忘れてしまったと言うことが一番しっくりきた

でも…捨てられてしまったかもしれない

あんな事されておいて次の日、カバン返してって言いに行ける勇気

私にはない

みんなのこと嫌いになれられ楽なのに

諦めている半面、昴が持ってくれていたり…なんて考えていたりするけれど

きっと…ないと思う

昴は人のことなんて…違う、私のことなんて考えないよ

きっと捨てろって言ったと思うし

…そういえば、雅くんは何も言わなかったなぁ、やっぱり倉庫にはなくて冬真くんの家にあるのかも

連絡しないといけないんだけど…
でも、合わせる顔もないし

…とりあえず家は出よう

家は当分朝早くにでて、深夜とかに帰ってくれば良いよね…