結愛side

「昴っ!」

抱きつくと彼は優しく私の頭を撫でる

「どうした」

あぁ…


幸せ…!!

初恋のあなたを取り戻せて、学校の憧れの唯一の姫という立場になれた!!!

それもこれも、


みーんながバカなおかげ!!

ちょーっとケガしたように見せかけたら周りのみーんな心配して信じてるの!
バッカみたい!

私の言うこと全部信じてから、あの女を追い出してくれるまで私の言うとおり…!

ちょっと涙流して可哀想な子アピールするだけ!

「ううん、昴が…みんなが私を信じてくれたのが嬉しくて…。ありがとう!!」

あとは、あの女をもっと痛めつけてくれたら…最高なのになぁ~

年下の子たちに気に入られているようだったなぁ…気に入らないなぁ~

潰したい、一時でも私の居場所を奪っていたあの女を徹底的に壊したい…

「昴…でも私、まだ怖いの…だから…」

また私のお願い聞いて欲しいな…♡