「ググっ…首が!おい、放せ冬真!!」
「いや、澪さん怯えてんだろ」
「なに!?姉御すいやせんんん!!!」
冬真くんが首根っこを離した途端、その子がブワッと泣き出すので落ち着いて、と声をかける
「和くん…私は平気だよ?ね、」
この子は和くん。私の一つ年下のいとこで私が姫になったと聞いたらすぐに入ってきた子。私が知らない間にぐんぐん強くなってこの子も次期幹部候補と噂されてた
強いけど前髪をくるりんぱして上でとめてるから幼い感じがして見た目は可愛いんだよね。可愛くて強いなんてすごいなぁ…
「澪さん、放っておいていいっすよ。」
冬真くんがそんな和くんをジトっと見ながらそう言うので和くんが更に泣きだす
「姉御、こいつ最低っすよ!!」
「和くん、キモい」
ひょこっと冬真くんの後ろからりょーちゃんが出てきてそう言うので和くんはまるでガーンという効果音が付きそうな顔で絶望してる
そんなみんなの会話が面白くて笑顔で見守る私にまた一つの影がこっそり近づいている
「澪、おはよ」
「え、あ!空」
しーっと私の口元に人差し指を当ててくる空にコクコクと頷くと空はフワッと笑う
「うるさくしたらあいつらにバレる」
ちらっと空が見る方向には言い争ってる三人の姿


