「あ、笑った。」
「え…」
「やっぱ、可愛い方がいいね。澪ちゃんが笑うと一気に部屋も可愛く見えるよ」
上目遣いで私を見ながら言うりょーちゃんはクマのお人形さんくらい可愛くてキュンとした
可愛いのはりょーちゃんなのに…
ガバッと抱きつきたくなる衝動を我慢しているとりょーちゃんは立ち上がる
「さてさてー、澪ちゃんも起きたことだしみんな呼んでこなきゃー」
「みんな?」
「うん。僕の仲良したち」
ブイっとピースして私に自慢するように笑う彼に私は、ん?と首を傾ける
誰だろ…もう姫じゃない私に誰か用があるのかな?ないのに起きましたーって言われても困るんじゃないの?
そう思ったら今からでもりょーちゃんをたまに行こうかと悩むとバタバタと音が聞こえた
扉を見ていると勢いよく開いて誰かが駆け寄ってくる
「姉御ぉぉぉぉぉぉぉ!!」
「ひぃっ!」
ガバッと急に抱きつかれそうになるのでつい声を上げるとその子は急停止する


