元姫に溺れるほどの愛を

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寝ぼけながら目を開けると真っ暗な部屋

ブラウンじゃない…

ここどこ…?

そう思うと脳が働き背筋が凍る

昴の部屋じゃない…!

この部屋から逃げようと体を起こすと手に何かが被さっているのが分かった

視線を向けるとそこにいたのはハニーブラウンの毛玉…いや、人…なの?

目を擦り、もう一度見るとちゃんと人に見えてハニーブラウンの猫っ毛の人

「りょーちゃん…?」

ふわふわとした髪を触るとやっぱりその人だとわかる

「りょーちゃんなんでしょ?」

するとピクッとその髪が動いて可愛らしいお顔が見えた

「うん…?澪ちゃん起きたの?」

ふわぁっと眠たそうにあくびをするりょーちゃんこと(りょう)くんは、冬真くんと同じ時期に入ってきた子で次期幹部候補の1人

仲間の中で唯一私と身長がほぼ変わらないからりょーちゃんって呼んでるんだけど…

なんでりょーちゃんが私の手を握ってるの?

「どっか痛いとかある?」

りょーちゃんが私の顔を心配そうに覗き込むから首を横に振る