元姫に溺れるほどの愛を


「一方的に決めつけないでよ…聞いて…お願い」

きっと何かすれ違いがあったんだよね?

私の話も聞いてからでも遅くないよ

「は?何様だよお前」

桔梗が今度こそと、徹の制止を振り払って私に近寄る

「結愛が今までお前にどんだけ泣かされたと思ってんだよ。結愛がどんだけ傷だらけになったと思ってんだよ!!」

知らない、私じゃない

学校で話さないし、挨拶しても無視されるもん

頭が痛い

さっきから胸が苦しい

死んじゃいそうだよ

そんな私に追い打ちを掛けるかのように幹部室の扉が開いた

「みんなっ…もういいのっ」

そこにはどこで作ったのか傷だらけの結愛先輩がいた

結愛先輩…?痛そう…

「結愛!?」

徹くんが近寄って結愛先輩のケガを見る