元姫に溺れるほどの愛を


その瞬間、雅くんは可哀想な物を見るような目で私を見た

な、に…?

「澪…覚悟しておいた方がいい」

ふいっと私から目を逸らして雅くんは幹部室に入っていった

何が起きるの…?

怖い

私の知らないところで皆が幻滅している

雅くん…なんでこうなっちゃったのか分かんないよ

前みたいに教えてよ

笑って仕方ないなぁって言って教えてよ

最後の頼み綱をここで失ったのかと思えば目の前が真っ暗になった気がした

おぼつかない足取りで幹部室へ入る

「っ…」

安らぎだったこの場所は今は違うと、やっと分かった気がした

なんで…昴

「すば…る?」

どうしてあなたまで私にがっかりしたような目で見るの?

「みんな…私、ごめっ…」

謝らないと…許してもらわないと

何に怒っているの?何かした?結愛先輩から何を聞いたの?

言いたいことはたくさんあったはずなのに思考が鈍る