元姫に溺れるほどの愛を


分かってるって何?理解できるってこと…?

仲良かったよね、冗談とかも言い合って、皆でいろんなところも行ったじゃん

(みお)。」

雅くんが私の名前を呼んだ

その声がどこか優しくて胸が少し軽くなる

私の考えすぎ…だよね。みんなは変わらず優しいんだよね…?

「来い」

「…うん」

流れていた涙を拭って雅くんに駆け寄る

隣に行こうと足を動かず

「待って。あんま近寄んないで」

ポンッと肩を押されて私と雅くんの間には一人分の間が開いた

「…君は一応まだ昴の彼女だし…そんな君ならこうなった理由くらい分かるだろ?」

最後は少し優しく言ってくれたけど納得できない

理由って何?なにもしてないよ?ここ最近は皆と気まずくて倉庫にもあんまり来なかったよ?

それに“一応”って?“まだ”ってなに?私はこれからも昴の彼女じゃないの?

「私…なにかした?」

訴えるように雅くんの目を見て聞く