――バタン あたしの視界に広がった大講義室は、まさに、ドラマとかで見たことがある風景そのものだ。 映画館のように、後ろへ行くたびに高くなっていく傾斜に、 何百人と座れるだけの机とテープル。 教壇の上には講義で使われると思われるマイク。 高校の時までは、こんな広い教室で、 まして、マイクを使って授業するなんてこと無かったから、 この空間が新鮮でたまらなかった。 自分の知らない空間へ来たことによって、 夢にも一歩近づいた気持ちさえした。