その笑顔が強がり故なのか、はたまたそう思っていないとやっていられないのか、それとも本心なのかは23歳になった今でも分からない。
僕の生活の保証は、思わぬところから救いの手が差し出されたことにより叶った。
なんと、本国から救助がやってきたのだ。役人曰く、ここは絶海の孤島と言うやつで船でもたどりく事が難しい場所だった。
だから人が住んでいるということも全く把握出来ていなかったそうだ。事実、僕も外の世界というものがあるとは考えたことすらなかった。
ただ、僕は恨んだ。彼女が身を沈めた翌日に救いの手が来た間の悪さ。遅さ。
そして、自分の島は文明の発達にだいぶ遅れが出ていたらしい。土着信仰の様な事をやっているのはこの村だけで、外の世界には捻れば水が出るような装置があるらしい。
夜も明るいらしい。人はそれを、インフラと呼んだ。



