あれっ?僕の隣の席に誰かいる?
僕はいつも通り学校に少し遅れて着いたが、隣の席に誰かが座ってるのに気づいてそっと近寄った
その子は僕なんかよりも数百倍可愛い男の子で、クラスメイトもちらほら赤面して倒れている
僕一応この学校で2番目に可愛いんだけど...
多分この学校で1番可愛い"あの人"よりも隣の席のこの人の方が可愛いと思う
まぁ、席隣だし一応挨拶しとくか
そういえばさっきうっすら自己紹介してるのが聞こえたな
確か名前は...

紗「おはよ〜♪由希って言うんだね、僕は葉那月 紗也って言うの‼︎よろしくね‼︎」

すると彼はすぐこっちを向いてくれた
真正面から見ると、さっきよりももっと可愛く見える

由「こちらこそ、山口 由希です。いつも明希がお世話になってます。仲良くしてくれると嬉しいです♪(ニコッ」

ドキッ

あ、あれ?今のなに?こんな感情なったことない
ドキッとするのに、なんかチクッとする
ていうか、いつも明希がお世話になってるって、、、あーくん(明希)とどんな関係なのかな?
あーくんって確か双子のおねーちゃん以外興味ないんじゃなかったっけ?
由希とあーくんじゃ男同士じゃんか
それに僕には敬語だし...
なんかいろんな気持ちがごちゃごちゃになってイライラしてきたから、結構大きな声で
紗「敬語禁止‼︎」
なんて言っちゃった

なのに彼はすぐ言い直してくれた

由「わ、わかった。えと、葉那月さん、これからよろしくね?」

でも、あーくんは名前で呼んでたのに自分はさん付けなのが嫌で
紗「さん付けも禁止‼︎僕のことは紗也って呼んで‼︎」
なんてことまで言っちゃった

由「あ、うん。わかった。よろしくね、紗也くん」

と言われ、さすがにくん付けはやめてくれないだろうと思い

紗「はぁ、もう今はそれでいいや」

と言っといた
まぁ、いつか紗也って呼ばせてみせるから楽しみにしててね、由希♡