するすると、脱がされてしまうバックリボンのワンピース。


身に付けているのは、青さんのネックレス、だけ。


「…ちょ、青さんッ!?」


ちいさな悲鳴は、青さんが私のお団子までほどいてしまったから。


せっかくうまく出来たのに。


なんて、私の恨み節を含んだコトバにも。


どうせ、これから乱れるんだから、いっしょ、でしょ?


「それに、髪の毛ほどいたんなら、バックリボンのワンピースも着てよし」


そんなに可愛いリボン、オレだけしか見ちゃ、だめ。

耳元で、そんな風に囁かれたら、なんだかもう、すべてがどうでも良くなってしまう。


脱ぎ捨てられた、ワンピースのブルーを目の端に映しながら、青さんからのキスを乞う。



ブルー×ブルー/4