砂嵐のいたずら




チャールズは私の体を自分の方に向けると、



『マナ、キミだって素直じゃない…』



そう言うと、私を腕の中に閉じ込めた。



チャールズの激しい胸の鼓動が私の頬を通して伝わってくる。



私も同じくらいドキドキしているのに、何故なのかとても心地良い…



私はチャールズの背中に腕を回すと、目を閉じて、彼の匂いに酔いしれた。



チャールズは体を離して真剣な眼差しを私に向けた。


私も吸い込まれるように彼の紺碧の瞳に見入っていた。



チャールズは私の頬に残った涙を指でそっと拭うと、


『マナ…愛してる…』



そう言うと、私の唇にキスを落としていった。