砂嵐のいたずら




しばし、私とチャールズの睨み合いが続いた。



でも…



足の痛みに私は負けた…。


何ということ…?



「わかったから、後ろ向いてて!」



チャールズもようやく察したのか、



『すまない、彼氏でもない奴の前でいくらストッキングでも脱げないよな。

隣の部屋に行ってるから、終わったら呼んでくれよな。』



そう言うと、リビングから出ていった。



やれやれ…。



痛めた足を庇うようにゆっくりとストッキングを脱ぐと、腫れ上がっているところに湿布を貼って、ガッチリと包帯を巻いた。