お、思い出しました…。
あなたを殴った後に私が言った、「殴るなり、蹴るなり好きにして…」
と、言ったアレですね。
「あ、あれは、テロリストをやっつけるためのおとりだったんじゃないの?」
思い出したらドキドキしてきたよ。
チャールズは首を振ると、
『あれは無効!テロリストの邪魔が入ったから…』
チャールズの妖しい笑みは私の心を迷わせる。
私の腰に手を回し、私を引き寄せると、もうこれ以上はないというくらいの距離まで顔が近づいた。
『もう、逃がさないから…』
耳元で囁く彼の熱い息遣いが私の感覚を刺激する。

