砂嵐のいたずら





「そうかもしれないわね。
日本にいても、言葉で苦労したことなんてなかった…むしろバンクーバーよりも食べ物が美味しいから永住したいくらい…ッ」



チャールズが急に足を止めたので、私はよろけてしまい、チャールズの胸に顔を埋めるような体勢になってしまった。



「もう、急に止まらな…『マナ、ロンドンに来ないか?』」



私の言葉を遮るようにチャールズは言うと、そのまま私を抱きしめた。



えっ!?



今、何て言った?



ロンドンに来ないか…って?




えぇぇぇぇ!!!?



ゆっくりと顔を上げると、チャールズは真剣な眼差しを私に向けていた。