砂嵐のいたずら




『マナの羨ましいくらいの語学力、どうしたらそうなれるのだろう?』



チャールズはクールな笑みを浮かべながら、優雅に軽やかなステップを踏んだ。


そんなチャールズにドキドキしながらたどたどしいステップを踏んでいる私は、



「私の場合、父方の祖父がオーストリア人、さっき会った祖母が日本人。

母方の祖父が返還前の香港にいたから国籍はイギリスだったけど、実際は中国人で、祖母はイギリス人。

幼い頃からみんな近所にいて、共通語は英語なんだけど、私には自分の母国語で話しかけるものだから、自然と覚えてしまったという感じなのかな?」