砂嵐のいたずら




「確かここ…半年くらい先まで予約がいっぱいのはず…」



私の不安をよそにチャールズは、



『たまたまキャンセルが出た…ということにしておいて。』



そう言うと、ウィンクしてみせた。



違う…




絶対何かコネがあるはず…


いったい彼は何者なの…?


もしかして、まだ私のことをテロリストだと疑っているのかもしれない。



そうだよ。



きっとそう…



でなきゃ私なんて誘ったりするわけがない。