砂嵐のいたずら





えぇぇぇぇぇ!!!?




ちょっと



ちょっとぉぉぉ!!!


そんなわけないって



絶対私のことからかっているんだって!




『なら安心だ。マナ元気でな!』




ジェフリーとアニーは寄り添うように歩いて行った。




ふたりの後姿を見ながら、私は彼らの幸せを心から願った。




『今度は私に付き合っていただけますか?』




チャールズは優しく微笑むと私の手を取り、駐車場へと向かった。




私とチャールズはバンクーバーでも1、2を争う高級レストランに入った。




こんなすごいお店に私みたいな庶民が入っていいものなのか…



『マナ、どうかした?』



チャールズが私の顔を覗き込んだ。



ドキッ!



顔、近いんですけど…。