砂嵐のいたずら




教授が言ったとおりだ。



私が何もしなくても、チャールズが何らかのアクションを起こしてくると…



だけどまぁ、手の込んだことしてくれちゃって…



「フフッ…」



何だかそれがおかしくて



突然笑い出した私に、チャールズは首を傾げるような仕草をした。



「私をここまで来るように仕向けたのは、すべてあなたの仕業なのね…?」



でも、チャールズは首を振って、



『いや、これは砂嵐のいたずら…』



言い終わらないうちに私はチャールズの腕の中に引き寄せられた。