砂嵐のいたずら




ふわっ!



背後から誰かに抱きしめられた。




えぇっ!?




痴漢!?



どうしよう…



恐怖のあまり、体は動かないし、声が出ない…



私、どこかに連れて行かれて乱暴されて殺されちゃうの…?




こんな時、



チャールズがいたら



絶対こんなことにならなかったのに…



そう思ったら




「チャールズ…」




会いたい人の名前を呟いていた。




『呼んだ?俺のこと…』




えっ!?




背後から声が聞こえた。




今私が一番会いたい人の声…




まさか…