福智side
昨日、俺が好きな女雅を泣かした男に今日会う。
名前は、聞いた。
あの後、雅に男が来るように誘ったが何も既読無し。
まぁ、要するに〝ヤリ逃げ〟された。
だが、俺はそんなことをさせない。
俺は今日、アイツに電話を入れた。
「妃誠(きさき まこと)。頼みたいことがある______……頼んだぞ」
そう、俺はヤクザの息子。
今、電話かけたのが妃組の総長。
俺は福智組の総長だ。
福智組と妃組は、黒い縁で結ばれている中。そして、唯一の信頼をしている。
妃は、情報隊でもある。
クソ男なんかの居所なんてすぐだ。
〜♪♪
直ぐに、電話が来た。
「___見つかったか。分かった、すぐ向かう」
俺は、バイクを走らせた🏍³₃
着いた場所は、クソ男の会社。
その会社の門?に、妃が居た。
「来たか」
「で?奴は」
「今、呼び出した。すぐ来ると思う」
「そうか」
数分もしないで、奴が来た。
「なんだい?君達は」
「雅」
「っ」
「名前は、知ってるな」
「っ、……なんの事か、さっぱり」
俺は、1発ソイツの顔を一撃。
「テッメーふざけんじゃねぇぞ!どんだけ、雅が苦しんだと思うんだ!それと、知らねぇだと?笑わせんな!」
俺は、何度も殴った。雅の心と肉体の痛さの分を。
「……俺が、……悪かった」
「雅謝れ。謝るのは俺じゃねぇ。でも、会わせねぇけどな。俺の相手にもう一度手を出してみ命ねぇと思え」
俺は、ソイツに言い残し妃を連れてその場を後にした。
(雅、俺がお前を最後まで見守るからな)