「俺も絶対当てるから」
大輝も最後の弾を的中させて、この勝負は引き分けになった。私は動揺を隠すように、わざと大袈裟に声を上げた。
「じゃ、お互いにしてほしいことを叶えよう。私は水飴。大輝は?勝ったら言うって言ってたよね?大盛り焼きそばとか?買ってあげるから言ってみて」
「…抱きしめたい」
「え?」
「茜を抱きしめたいんだ」
思わぬ大輝の注文に、さらに動揺してせっかく買ってもらった水飴を落としてしまった。
大輝も最後の弾を的中させて、この勝負は引き分けになった。私は動揺を隠すように、わざと大袈裟に声を上げた。
「じゃ、お互いにしてほしいことを叶えよう。私は水飴。大輝は?勝ったら言うって言ってたよね?大盛り焼きそばとか?買ってあげるから言ってみて」
「…抱きしめたい」
「え?」
「茜を抱きしめたいんだ」
思わぬ大輝の注文に、さらに動揺してせっかく買ってもらった水飴を落としてしまった。



