あれから1週間。 先輩たちは引退してしまった。 先輩が引退してすぐは、選手たちも練習に身が入らない程だったが、それも次第になくなり、残された自分たちへの先輩方の期待に応えようとより一層努力していた。 『鈴宮!』 と、ふとその爽やかな声が聞こえてくるような気がして辺りを見回すが、その姿はどこにも見えない。 もう引退したんだ、と自分に言い聞かせても、私の想いは消えなかった。