愛の行き先



涼介くんに引かれながら校門を出た



「ねぇ、中川くんに何言ったの?」



「何も言ってないですよ」



「でもさっき…」



「もう、別の人の話するのやめません?せっかく2人でいるんだから」



「あ…ごめんね」



「そうだ!由奈さんを連れて行きたい場所あるんです!一緒に行ってくれますか?」



「どこ?」



「それは着いてからのお楽しみです」







それから少し歩くと、だんだん人気のない住宅街へと入って行った






「どこまで行くの?」



「もうすぐです」




少しして涼介くんが立ち止まった




「ここ、僕の家です」




そこには広い庭と立派に建てられた一軒家があった




「え、家?」




涼介くんってお金持ちだったんだ





「さあ、どうぞ。両親はいないんで緊張しなくていいですよ?」