愛の行き先


涼介くんは私の腕を離し、床に座っていた中川くんを立ち上がらせた



中川くんの耳元に顔を近づけ、私には聞き取れないほど小さな声で何か言った



涼介くんが離れると中川くんはどこか一点を見つめて固まっていた



「行きましょ!由奈さん」



涼介くんに腕を引かれ、私は教室を出た