舞台袖。

あたし達は待機する。


「次は...ついこの間までオムツしてました(笑)うちの末っ子、しゅーうー!!!」

「ほら、柊」


あたしは柊の肩をトントンと叩いて舞台袖から送り出した。


ジャカジャーン...


柊は得意気にギターを鳴らして出て行く。


「そして今年高校一年生になりました、長女...りーんーー!」


ベベベンッ


あたしはベースを鳴らして出て行く。


「同じく高校一年生になりました、幼馴染...紫陽~!」

「こんにちはぁー!」


あたし達の紹介が終わった所で...

曲が始まった。

柊は最後までやり切ってはけていった。

あたしと紫陽は二人の曲も演奏して、終わり。