さくらは、パジャマの専門店で、パジャマを選んでいた。
さくらがかわいいと思って手に取って値札を見ると、その額を確認してはあきらめて、すぐに値札を裏返し、
もとの場所に戻す、というのを何回か繰り返した。
『やっぱりセール品から選ぶか・・・。』
と、さくらが店の入り口の方へ移動しかけた時、さくらの後をつけてきた女子2人組が、さくらの進行方向を塞ぐように、
さくらの前に立ちはだかった。
そして、そのうちの1人がさくらに声を掛けてきた。
「香山さんだよね?この前階段から落ちた。」
と少し笑いを含みながら聞いて来た。さくらはこの2人組からあきらかな悪意を感じた。
「私に何か用?」
と、さくらは警戒心マックスで、2人に向かって言った。
さくらは、この2人のことは学校で見かけたことはあったが、クラスも違い、ましてや声をかけられるような間柄ではなかった。
「さっき香山さんと一緒にいた人のことなんだけど・・・。」
と、1人が話し出した時、さくらは、
『この二人の目的は真一か・・・。」
と、ピンと来た。
見るからに陽キャの二人に囲まれ、さくらはその場から本気で逃げ出したかった。
しかし、そんなことをすれば、ただでさえ事故のことで不要な注目を浴びているのに、どんな噂を立てられるか分からない。
さくらは緊張しているのをごまかす為に、ふっと自分の前髪を左手で直した。
すると、次の瞬間、
「あれ、私なんで・・・。あっ、香山さん、この前は大変だったよね。」
「あれ、私・・・。そうそう、香山さん大丈夫だった?」
と、いきなり、2人ともが同時に豹変(ひょうへん)した。
「え?う、うん。大丈夫。ありがとう。」
と、さくらは驚きながらも何とか答えた。
さくらはがっちり身構えていたのにもかかわらず、あっさり2人が退散したので、なんだか拍子抜けした。
さくらは2人が去った後、自分の左手の甲を見た。
『もしかしてこのおかげかな?すごい効き目。そう言えば魔物や悪意から守るって言ってたから、悪意からも守ってくれたのかな。』
さくらは、少し微笑みながら自分の左手の甲の上にそっと右手を重ねた。
さくらがかわいいと思って手に取って値札を見ると、その額を確認してはあきらめて、すぐに値札を裏返し、
もとの場所に戻す、というのを何回か繰り返した。
『やっぱりセール品から選ぶか・・・。』
と、さくらが店の入り口の方へ移動しかけた時、さくらの後をつけてきた女子2人組が、さくらの進行方向を塞ぐように、
さくらの前に立ちはだかった。
そして、そのうちの1人がさくらに声を掛けてきた。
「香山さんだよね?この前階段から落ちた。」
と少し笑いを含みながら聞いて来た。さくらはこの2人組からあきらかな悪意を感じた。
「私に何か用?」
と、さくらは警戒心マックスで、2人に向かって言った。
さくらは、この2人のことは学校で見かけたことはあったが、クラスも違い、ましてや声をかけられるような間柄ではなかった。
「さっき香山さんと一緒にいた人のことなんだけど・・・。」
と、1人が話し出した時、さくらは、
『この二人の目的は真一か・・・。」
と、ピンと来た。
見るからに陽キャの二人に囲まれ、さくらはその場から本気で逃げ出したかった。
しかし、そんなことをすれば、ただでさえ事故のことで不要な注目を浴びているのに、どんな噂を立てられるか分からない。
さくらは緊張しているのをごまかす為に、ふっと自分の前髪を左手で直した。
すると、次の瞬間、
「あれ、私なんで・・・。あっ、香山さん、この前は大変だったよね。」
「あれ、私・・・。そうそう、香山さん大丈夫だった?」
と、いきなり、2人ともが同時に豹変(ひょうへん)した。
「え?う、うん。大丈夫。ありがとう。」
と、さくらは驚きながらも何とか答えた。
さくらはがっちり身構えていたのにもかかわらず、あっさり2人が退散したので、なんだか拍子抜けした。
さくらは2人が去った後、自分の左手の甲を見た。
『もしかしてこのおかげかな?すごい効き目。そう言えば魔物や悪意から守るって言ってたから、悪意からも守ってくれたのかな。』
さくらは、少し微笑みながら自分の左手の甲の上にそっと右手を重ねた。
