生と死と恋の間で~死神?!に恋した陰キャJKの1週間~

「おーい。待ってくれよ。」

真一が、身体をふわふわと浮遊させながらさくらの横で言う。

さくらは無視しながら早歩きで歩く。

「ちょっと、無視はひどくない?傷ついちゃうなあ。ねえねえ。」

さくらはピタッと立ち止まると、

「話しかけないでくれる?私一人でしゃべって完全にヤバい人じゃん!」

「そんなこと言っても、今の状態で一人は危ないよ。」

「いいから!どっか行って!私の前から消えて!!」

さくらは語気を強めた。

「わかった・・・。」

と言って、真一はすうっとさくらの前から姿を消した。

『え?ほんとに消えるなんて。今の私、マーキングが消えて危険な状態じゃなかったの?!

ほんとにひとりにされるなんて・・・。』

さくらは黒い煙に追いかけられたり、ケガをしたりで、

真一に八つ当たりしてしまったことを後悔した。

『ほんとはあんなこと言うつもりなかったのに・・・。』

さくらは再びとぼとぼと歩き出した。