生と死と恋の間で~死神?!に恋した陰キャJKの1週間~

今朝、声を掛けてきた3人以外の同じクラスの人たちや、先生たちは、まるで腫れ物にでもさわるように、さくらを扱った。

居心地は悪かったが、5限の体育の先生にも、

「見学なら、保健室で休んでていいよ。」

と言われ、その点は逆にラッキーだと思った。

言われるまま、保健室へ行くと、保健の先生も、自習を強要することもなく、

「ベッドで寝てていいわよ~。」

と言って、さくらをベッドに寝かせるとカーテンを閉め、自分の仕事に取りかかっていた。

保健の先生も、デスクワークがあるんだ・・・。

と今さらながら思った。

さくらはベッドに横になりながら、

『今日はもう金曜日か・・・・。
しかも5限目。
楽勝で勝てるはずが、全く進展がない。
他学年の教室も行きづらいしなあ・・・。
ああ、どうしよう・・・。』

と、あれこれ悩んでいるうちに、いつの間にか、うとうとと眠ってしまっていた。

昼食のあとは、眠くなりやすい。

「香山さん、香山さん。」

という、保健の先生の声で目を覚ました。

「あっ!すいません!本気で寝てしまってましたっ!」

と、言いながら、さくらは飛び起きた。

「気にしなくていいわよ。まだ身体が完全に戻ってないんだから。」

ほんとは、医者からも大丈夫とお墨付きをもらっているが、黙っておくことにした。

「はい、ありがとうございます。」

いつものさくらなら、ここですいません、というところだが、

目撃者にありがとうという勝負をしているだけに、常にチャンスがあればありがとうと言おうと
心がけていた。

教室に戻り、6限の授業を受けると、今日は、もう目撃者捜しは諦めて帰宅することにした。