2日目(木)
本当は、目撃者を探すためにも、今日から学校に行こうと思っていたが、昨夜の件もあり、
母を安心させるためにも、先に病院に行くことに決めた。
学校も堂々と休め、母が病院の予約を午後に取ってくれたので、昼前までたっぷりと眠ることが出来た。
色々ありすぎて、思っていた以上に疲れがたまっていたようだ。
さくらはゆっくりと目を開けた。
「はい。おはよう。」
その声にさくらはビクッと驚いた。
「ちょっ、おはようって、なんで普通にいるの?」
さくらが目を覚ますと、真一がベッドの端に座っていた。
「進捗状況をチェックしてるようなもんだから、気にしなくていいよ。」
と、真一は言った。
「いやいや、普通に不法侵入でしょ。しかもここ女子の部屋だから。」
と、さくらは身体を起こしながら言った。
「昨日はよく眠れた?」
と、真一が聞いてきた。
そういえば、あの後、黒い煙は現れなかった。マーキングの効果だろうか。
「おかげさまでぐっすり。」
「それはよかった。」
真一が笑顔で言った。
「今後は、勝手に部屋に入ってこないで。」
「俺たちの関係でそれ言う?」
と真一が自分の鎖骨辺りをポンポンと人差し指で触りながら、少し笑みを浮かべて言った。
その瞬間、さくらは真っ赤になった。昨夜のマーキング(キスマーク)を思い出したのだ。
今考えても恥ずかしい。
「うるさい!」
と、さくらは照れながら言い、ベッドから出ると、そそくさと部屋を後にした。
