真一は、
「ほんとにいいのか?」
と、さくらに再度確認した。
「うん。それしかあの黒いうじゃうじゃから守る方法がないんでしょ。」
と、さくらは恥ずかしさで真一と目を合わすことが出来ず、真っ赤になりながら言った。
「ああ。じゃあするよ。」
と言って、真一は軽く頷くと、緊張でがちがちに固まっているさくらの肩にそっと手を置いた。
さくらの鼓動が早くなる。
『なんでドキドキするのよっ!これは治療みたいなものよ。意識するなっ!』
さくらは自分に言い聞かせたが、速まる鼓動をどうすることも出来なかった。
真一は、ゆっくりとさくらの鎖骨に顔を近づけた。
真一の髪がさくらの顔に少し触れた。
『男の子の髪ってこんな感じなんだ・・・。』
さくらの鼓動が緊張でどんどん速くなる。
『好きでもない人、しかも数時間前に会ったばかりの人に、いきなりこんなことをされるなんて!』
でも、本当に嫌だったら断ることも出来たはず。受け入れた自分にさくら自身が一番驚いていた。
『最初から気兼ねなく話せて、説明不足で無茶は言うが、守ってくれた。死神だが、ちょっといいやつだと思った。そしてなんといってもイケメンである。本当に真一がイケメンでよかった。違っていたら、マーキングは効き目の弱い手の甲にでもしてもらっていただろう。
もし真一が同じ学校にいたら、明らかに一軍だ。底辺の私と話すことなんてきっとなかっただろう。』
そうこう考えていると、真一の唇がさくらの鎖骨の下に優しく触れたかと思うとその直後、ピリッと
軽い痛みが走った。
真一はすっと姿勢を戻すと、
「はい、終わり。よく我慢したね。これで小物は近づいて来れないから。」
と、特に表情も変わることなく落ち着いた口調で言った。
さくらにとっては、一瞬のことで、とにかくドキドキが大きすぎた。結果的に嫌な気持ちにはならなかったし、我慢と言うほどの事でもなかったのにと思った。ただ、こっちだけがドキドキしていたのかと思うと、平然としている真一に少し腹が立った。
さくらは襟元のボタンを閉め直しながら、
「うん、わかった。・・・。」
と、複雑な気持ちを抱えながら、恥ずかしそうに俯きながら言った。
さくらは、真一の耳が真っ赤になっていたことに気付くよしもなかった。
「ほんとにいいのか?」
と、さくらに再度確認した。
「うん。それしかあの黒いうじゃうじゃから守る方法がないんでしょ。」
と、さくらは恥ずかしさで真一と目を合わすことが出来ず、真っ赤になりながら言った。
「ああ。じゃあするよ。」
と言って、真一は軽く頷くと、緊張でがちがちに固まっているさくらの肩にそっと手を置いた。
さくらの鼓動が早くなる。
『なんでドキドキするのよっ!これは治療みたいなものよ。意識するなっ!』
さくらは自分に言い聞かせたが、速まる鼓動をどうすることも出来なかった。
真一は、ゆっくりとさくらの鎖骨に顔を近づけた。
真一の髪がさくらの顔に少し触れた。
『男の子の髪ってこんな感じなんだ・・・。』
さくらの鼓動が緊張でどんどん速くなる。
『好きでもない人、しかも数時間前に会ったばかりの人に、いきなりこんなことをされるなんて!』
でも、本当に嫌だったら断ることも出来たはず。受け入れた自分にさくら自身が一番驚いていた。
『最初から気兼ねなく話せて、説明不足で無茶は言うが、守ってくれた。死神だが、ちょっといいやつだと思った。そしてなんといってもイケメンである。本当に真一がイケメンでよかった。違っていたら、マーキングは効き目の弱い手の甲にでもしてもらっていただろう。
もし真一が同じ学校にいたら、明らかに一軍だ。底辺の私と話すことなんてきっとなかっただろう。』
そうこう考えていると、真一の唇がさくらの鎖骨の下に優しく触れたかと思うとその直後、ピリッと
軽い痛みが走った。
真一はすっと姿勢を戻すと、
「はい、終わり。よく我慢したね。これで小物は近づいて来れないから。」
と、特に表情も変わることなく落ち着いた口調で言った。
さくらにとっては、一瞬のことで、とにかくドキドキが大きすぎた。結果的に嫌な気持ちにはならなかったし、我慢と言うほどの事でもなかったのにと思った。ただ、こっちだけがドキドキしていたのかと思うと、平然としている真一に少し腹が立った。
さくらは襟元のボタンを閉め直しながら、
「うん、わかった。・・・。」
と、複雑な気持ちを抱えながら、恥ずかしそうに俯きながら言った。
さくらは、真一の耳が真っ赤になっていたことに気付くよしもなかった。
