たしかに、慣れている人の手つきだ。 「…テレビでも見てれば?」 じーっと瑞樹くんの作業を見ていたら、物珍しい顔でそう言った。 「見学したいんだけど…ダメ、かな?」 瑞樹くんが料理してるところなんて、めったに見られない。 心のレンズに収めておかないと。 「別にいいけど…面白いことしないからね」 「うん、それでもいいの」 「…そう」 納得はしてなさそうだけど、ここは引くわけにはいかないよね。 そうして瑞樹くんはどんどん作っていき、最終的に完成したのが…。