その甘さ、毒牙につき【番外編】


「ももの反応が可愛くて、つい意地悪しちゃった」



「もうっ…ほんとに怖かったんだからね?」



「反省してます」



頭を優しく撫でながら「でも、怖がってるもも可愛かった」なんて耳元で囁くから、心臓が跳てしまった。



…っ、ずるいよ。



さっきだってあんなに怖かったはずなのに、映画を見ていたときよりも心臓がバクバクいってる。



気がつけば、お互いの鼻と鼻が触れてしまうくらいの距離。



そして、少しづつ近づく瑞樹くんの綺麗な顔。



こ、これって……キス、される…?



思わず目を瞑ったけど、一向にされる気配がない。