その甘さ、毒牙につき【番外編】


とんだ爆弾発言を落とした瑞樹くんに、私の顔は一気に熱くなった。



確かめなくてもわかるくらい、今の私は真っ赤っかだろう。



「っ、そんな理由…だったの…?」



「……引いた?」



「ぜ、全然そんなことない…っ!」



私、最近気がついたんだ。



瑞樹くんの、そういう弱った表情に弱いみたい。



その顔でお願いとかされたら、断れる自信が全くないよ。



「……はぁ、ごめん。とりあえずリビング行こ」



ため息をつきながら私を離すと、スリッパを取りだした瑞樹くん。



「う、うん…えっと、お邪魔します」



出してもらったスリッパを履いて、瑞樹くんの後に続いた。