「...へ?」
「そんな一流の花嫁学校にいたなら、家事はひとしきりできるだろう?」
透き通るようなグリーンの瞳を細めた彼は、どこか愉快そうだ。
「え、ええ、それなりには」
王都から送り出されるとき、微笑みと共に「人の上に立つ者、常に怠るべからず。日々励め」と国王陛下は送り出してくれた。
それに背を押され、良妻賢母を育てる、という学校の理念に従い、本を──中でも医学書、毒図鑑、植物図鑑系はある程度──我慢し、ずっと首位をキープしてきた。
人並み以上には、きっと出来るはず。
私の答えに、満足げに頷いた彼は続けた。


