「「「「「「「う〜ん」」」」」」」



 私達は家に帰った後、私の部屋に集まって、ある会議をしていた。

 それは、私達Dream Knightのオリジナル曲をつくるため。

 普通は誰かに依頼してもらうんだけど、私達は自分でつくりたいって意見があったから、こうして考えることになった。

 だって、記念すべき最初の曲なんだよ?

 それなら、自分達でつくりたいって、思っちゃうよ。

 でも、詩を考えるのが、ものすごく難しい。

 いろんな単語を考えていたんだけど、どうもありきたりに感じちゃうの。

 なんて言うか、私達の気持ちが素直に伝わらない気がする。

 例えば、『羽ばたこう』・『手を叩いて』・『世界』があるけど、これを繋げたら、イマイチなんだよね。

 校歌みたいだなって思っちゃった。



「はぁ、作詞って、こんなに難しいんだな。なぁ、今日はこのくらいにしないか?これ以上やっても、無理だと思うし」



 俊くんの言う通りだなって思った。

 無理してやるよりも、気が向いたらするって感じの方がいい。

 そうしたら、いい曲がつくれると思うし、気持ちよくできるもん。

 累くんは頷くと、私達の方を見た。



「そうだな。今日はこのくらいにして、また明日にしよう」



 その言葉を合図に、私達は声を揃えた。



「「「「「「賛成!」」」」」」



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