……気付いた、気付けた。 これが究極の『愛している』事なのだ、と。 「うわ! キモいんだっつーの、早く……死ね、クソ……!」 息はとっくに詰まっているが、麻衣の足りない思考は働く。 愛する涼平は、自分を殺す。 自分を永遠に独占する為に。 それならば笑顔で答えてあげたい。 泥の様な人間の、中途半端な薄笑いになったが、確かめる術はなく。 最期に、誰も聞いたことが無いはずの。 凉平のレアな、本気の絶叫を聞けた。