携帯を放り出し、麻衣は。 グツグツと煮える鍋を眺めながら鼻唄まじり。 ホームページの更新情報にも、いちいち反応する必要はない。 もう不必要なメール。 本人から直に聞けばいい状況を思えば思う程、口元が緩む。 しかし、絶頂に浸ってばかりでも無い。 涼平を送り出すと近所を歩き回ってコンビニを見付け、新聞を全紙買い込んで来た。 これから夕方のニュースも全てチェック。 まだ、何の情報も無い。 涼平はまた喜んでくれる筈だ。 麻衣は偉い、賢いと。 コンロの火を止めて、ソファーにフワリと飛び込む。