地味子ちゃんはイケメン男子に寵愛されて



そのまま戻ると、テーブルには朝食が置かれていた。


「あ、結々ちゃん。万弦起こしてくれてありがとう。全員揃ったし、食べようか」


「待たせたんだな。いつも悪い」


「ほんとだよ。万弦ってば、いっつも起きるの遅いからさー?」


「仕方ないだろ。朝起きるの苦手なんだよ」


「ははっ、ま、哀とは違って、万弦は認めてるだけいいよねー」


「何で、そこで僕に矛先が向くわけ?」


またも言い合いが始まってしまった。


この別館に来てからよく見る光景だなぁ……


「はいはい、そこでストップ。それ以上長引けば、どんどん朝食が食べるのが遅くなるよ」


「うん、確かに……」


「そりゃそうだ。んじゃー、座ろっと」


「全く、絡んできたのはそっちのくせに」


「まぁ、それが呉乃だろ。いいから、座るぞ」


紫堂さん達が席に座り、慌てて私も座った。