中庭
「ルイナ」
「コウダイか」
「持ってきたぜ」
「そう…注いでくれる?」
俺はライナから貰った子瓶から一滴注いだ
「はい」
「あのね…これあげる」
ペアで合わさるネックレス
「つけなくてもいい
貰ってくれるだけで良いの」
「ありがとうルイナ
つけさせてもらうよ」
「それには魔法が繋かってるの」
「そうか…
乾杯」
カンッ
二つのグラスが擦れ合った
ゴクッ
「な…に……入れた……の……?コウダ……イ」
ドサッ
「ごめんなルイナ」
カサッ
「ライナとイツキか…」
「コウダイ行くんだな」
「ああ」
「ルイナの為に?」
「俺は決めたんだ
ルイナをよろしく」
タッタッタッ
俺は自室に向かって走り出した


