大好きな先輩にすごく溺愛されてます ❊ホワイトデー篇❊

私は声が聞こえないように自室に籠って、音楽プレーヤーを手に取って音楽を流した


もう何度目か分からない


お兄ちゃんが女の人を連れてくるなんて


私に親はいないから兄は好き勝手し放題ということだ


女の人帰ったらリビングに行ってクッキーを作る練習をしよう


私は音楽を聴きながら課題に手を伸ばした


「れいか、帰ってきてたのか」


いつの間にか私の部屋のドアを開けていた兄


上は裸だ


気がついたら夕方6時頃を迎えていた


「女の人帰ったの?だったらクッキー作る練習したいんだけど」


私は音楽を止めて、1階に降りた


後ろから兄も着いてきている


「なぁ、クッキー作って誰にあげんの?」


シャワーを浴びたからだろう


髪の毛をタオルで乱暴に拭きながら、兄は言った