でも目がそらせなくて、選べなんて言われても、迷う理由も必要もない 「この家で、一緒に暮らしてもいいですか?」 「おいで、大歓迎だから」 抱き上げられ、膝の上に乗せられ宮脇さんと顔を合わせて向き合う 背後でお父さんの声が聞こえて 正直そんなの気にしてなくて、自分を求めてくれてることだけがただ嬉しかった その日のうちに、家にあった荷物を宮脇さんの家に持っていって 冬休み間近、私に居心地のいい家ができた