チョコより甘い、ファーストキスを。




「相葉くん・・・」


「ん?」



「追いかけて来てくれて、ありがとう」


相葉くんの顔を見上げて、少し照れ笑いを浮かべた。



「あー、もう、ほんと無理」


「っ・・・」


一瞬触れただけの優しいキス。




「・・・もっとしていい?」



私を見つめる熱い眼差しに耐えきれずに、コクっと頷くと



渡したチョコレートよりも、甘い甘いキスが私の唇に降り注いだ。













end.