あくまくんが愛してやまない。




うるさいって言われちゃった……!

ガーンと重い石が頭の上に乗っかった気分。


恭平くんはというと、してやったり顔で優雅にいちごみるくを飲んでいる。


呆れられちゃったかな……?


とってもショックで口を利けないでいると、その様子を見ていた長谷川くんが、苦笑いを浮かべながら話しかけてきてくれた。



「みゆうちゃんだよね。恭平の彼女ってどんな子かな、って思って見にきたんだけど、じゃまだったかな?」



申し訳なさそうに片目を瞑る長谷川くんに、慌てて手を横に振る。




「じゃまだなんて、そんな……っ!わたしも話せて嬉しいです」


「うわあ、癒されるねえ……。小動物みたいで愛嬌ある」


「し、小動物、ですか……」