あくまくんが愛してやまない。






わたしが恭平くんとまったく会っていないことは、もちろん勘付いているだろう。

そのせいで元気がないことも知っていながら、こうやって励ましてくれているのだ。



そんな彼の気持ちに応えられない自分が嫌になる。

でも、恭平くんに真っ直ぐに想い続ける自分は、……かなり好きだったりするのだ。




「ううん、なんにもない! そういえば沢っちは、なんのコスプレするの?」



話をそらすと、沢っちは途端にげっと不愉快そうな顔をする。


なにかまずいこと言ったかな、と思っていると、彼は嫌そうに口を開いた。




「……阿久間は、執事やるらしいじゃん?」


「え? あ、うん……執事喫茶、らしいね……」



「ふーん。2組は阿久間効果でMVP確実だろうなあ」