本来なら赤ずきんちゃんにでもなろうかと思っていたのに、かなり残念だ。
それに、恭平くんのクラスが執事喫茶をやると知って、メイド服なんて着れないと思ったのは事実。
合わせたみたいになるし、恭平くんに見られたら恥ずかしくて死んじゃうと思うし。
メリットがひとつもないメイド姿を晒すなんてあんまりだ……と思ったものの、なんだかんだ本番は腹を括って着ようと決めているのだ。
自分のことはさておき、ふうっとため息を吐く。
……恭平くんの執事姿、近くで見たいなあ。
それよりも先に、仲直り(?)しないとなあ……。
でも振られちゃったら、もうどうしようもない。
いままでみたいな距離感は許されなくなる。
……そんなの耐えられない。



