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恭平くんを避けてから、2週間が過ぎた。


気づけば文化祭の準備も終盤に差し掛かってきて、本番まであと5日と迫ってきている。

もちろんわたしは恭平くん不足で倒れかけているけれど、委員会の忙しさでなんとか保っているとも言える。


会いたくて仕方がないのに、会いたくない気持ちも無きにしも非ず。


いま顔を合わせたら、きっと感情が溢れてしまう。

何度も好きだと伝えたくなる。



でも、その前に、恭平くんからなにかを言われるのが怖いのだ。


あんなことをわたしが口にしたから、いつもどおりではいかないだろう。



もしかしたら、もしかしなくとも、別れようと伝えられてしまうのかもしれない。

その可能性が充分にあるから、わざと彼に会わないようにしているわたしは、きっとズルい。