「最近ずっとこんな感じだけど、彼氏は大丈夫なの?」
再度机に突っ伏してぐったりしているわたしに、エミは痛いところを突く。
「それがまったく大丈夫じゃなくて……もう1週間も会えてないよ」
自分で言っておきながら、悲しくなる。
恭平くんと付き合ってから、こんなに会えない期間はなかったためかなりダメージが大きい。
昼休みは決まって会議やら準備やらで慌ただしく、いつも会えないというラインを彼に送るのが心痛いのだ。
でも自分で引き受けた仕事だから途中ですっぽかすこともできず、恭平くん不足で倒れてしまいそうな毎日を送っているのである。