あくまくんが愛してやまない。




ひとつひとつの行動に目が逸らせないんだもの。

どれだけ好きなのって感じだけれど、本当に彼への想いは底なしなのだ。


すごく好きで、というか、好きという言葉が陳腐に思えるほど。

語っても語り尽くせない。


恭平くんへの愛は、日に日に増すばかりだ。



「みゆうちゃん、助けてよ」


「た、助ける……?」




どういうこと、という視線を送ると、彼はふっと笑った。

それから、自分が寄りかかるフェンスのそばを叩いて、わたしを招く。


わたしが恭平くんのとなりに立つと、彼はわたしの髪をさらっと撫でてもてあそび始めた。




「俺、基本こんな嫉妬深くないんだけどさ」

「うん……?」


時折、彼のひんやりした手が耳に当たってくすぐったくて、身をよじる。

そのわたしの反応を気に入ったのか、わざと何度もしてくるのは彼らしい。